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上山道郎 (うえやま みちろう)

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別冊兄弟拳blog
漫画家・上山道郎のラクガキや近況報告
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それほどでもないナリ



Fキャラ・ギャル化月間は今日でいったん終了です。
というわけで、最後にキテレツ発明品の最高傑作であるところのコロ助さんを。
ちょんまげしか、名残が無いですけど。


改めて読み返してみると、F先生の日常SF漫画として、やはりひときわ異彩を放つ「キテレツ大百科」。
藤子SFの本道パターンは「ありふれた日常に闖入する非日常」にあるわけですが、「キテレツ」に
限って言えば、主人公のキテレツ自身が、奇天烈大百科という書物を手に入れることによって、非日常
的な存在になってしまっています。
「ドラえもん」では、ドラえもんの出す秘密道具そのものよりもそれによってのび太が巻き起こす珍騒
動がストーリーの主眼になるわけですが、「キテレツ」の場合ストーリーの主眼が発明品そのものの面
白さによりフォーカスされている印象があります。
その分、子供漫画としては、よりハードというかタイトなSF作品になっていて、そのぶん、ドラえも
んより間口が狭い、いわば「読者を選ぶ作品」になってしまっている、といえます。
その点を意識した上でのことかどうかはわかりませんが、テレビアニメの「キテレツ大百科」は、発
明品そのものよりそれを巡って起こる珍騒動に主眼を置いた、言ってみれば、より「日常的」なストー
リー構成になっているようで、そのおかげか、300本以上も続いた人気番組になりました。
ま、それはそれでもちろん結構なことなんですが。
俺みたいな原作漫画原理主義者からみると、物足りないこと山の如し。
なわけで、俺自身はアニメの「キテレツ」はほとんど見ていません。
だから今回のコロ助子も、あくまで原作版のカラーを意識してます。といいつつ、原作のコロ助は刀を
持ってはいないんですけど。
ついでに言ってしまうと、アニメ版「キテレツ」に関しては、脚本も不満だけど、それと同じくらい
絵にも不満があるわけです。
F先生の絵をアニメにする際に陥りやすい誤りに見事なぐらい落ち込んでいる絵。
はっきりいって、原作に全然似ていない!
これはシンエイ動画版の藤子アニメにも多くあてはまることなんですけど。
藤子絵をアニメの絵に解釈するときに陥る誤りとはなにかというと、それは「藤子先生の絵は、丸っ
こい絵だ」という誤解です。
「やわらかい絵」と言い換えても良い。
この最初の一歩を見誤ると、もう修正がきかないのです。
藤子キャラクターの形は一見して丸っこいように見えますが、描線自体は実はカブラペンで引かれた硬
くて抑制のきいた線で、丸っこく見えるのは、漫画の小さな画面でキャラクターの顔の表情と全身の動
きを一度にみせるために、限界まで無駄を省いたタイトな形取りをしてあるためです。
つまり藤子先生の絵が一見して丸っこく見えるのは、絵画表現上の贅肉を限界までそぎ落とした結果、
丸い形に近くなったからです。
あたかも無重力空間で水滴が表面積を最小にするために真球を形取るように。
一方、アニメの絵の方は、アニメキャラクターの基本形に、丸くするための贅肉を付けて、太らせた絵
になってしまっています。
丸くするための方向が、全く逆。これでは、似る道理がありません。
もちろん、藤子スタイルの人物描画は、漫画のコマの中という小さな画面の中で最大に効果を発揮す
るために磨き抜かれたスタイルであるため、そのままアニメの絵に転化することは不可能です。
しかし、力のある絵描きなら、もっときちんと元の藤子絵の意図をくみ取ったキャラクターも描けるは
ず。
だれかそのへんのことを理解できるプロデューサーが藤子アニメに関わってくれないものかなあと、も
う何年も望み続けているわけですが...
藤子アニメ、特にドラえもんはもう大きくなりすぎて、旧来からのそういう悪い点を改善することは、
無理でしょうなあ。


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二代目ミニスカパトロール



おなじく「TPぼん」よりユミ子くん。

今回、こういう具合に自分の持っている藤子コミックスをいろいろ見直してみると、いくつか紛失し
ているっぽいものもあるので、ネットの古本で買えないものかといろいろさがしてみたのですが。
F先生作品といえども、やはりドラえもんなどの人気作品以外はなかなか入手困難であることを改めて
確認してます。
「ぼん」もそんな、隠れてしまいがちな名作のひとつなわけです。
とはいえ、「ぼん」は、普及版コミックスの他に愛蔵版と文庫版、さらに最近はコンビニ売り用のペー
パーバック版なども出版されたので、児童向け作品に比べるとまあまあ恵まれた作品とも言えます。
が、しかし。
それらの再版はすべて、普及版コミックスをもとにした構成であるらしく、ずっと未収録のままのエピ
ソードが存在するのです。
俺が昔、書店の店頭で立ち読みした(単行本になってから買おうと思っていたので...)コミックトム誌
上で、たしかに単行本に収録されていないエピソードが記憶に残っているのですよ。
古代エジプトを舞台にした、ネフェルチチ女王の胸像にまつわるエピソードだったはずなのですが...
これについて、なにかご存じの方がいらしたら、ぜひ情報ください。ほんとに。



ミニスカタイムパトロール



*「TPぼん」より、リームさん。
ぼんとのコンビを解消してからちょっと成長した感じです*




「ぼん」という作品は、F作品の中でもいろいろな面で異色度の高い漫画ですが、その内の一点に「ヒ
ロイン交代」があります。
TP見習いの時はリームという先輩(だけど同い年)隊員とコンビを組み、正隊員になってコンビが解
消されたらユミ子くんという後輩(やっぱり同い年)とすぐさまコンビを組むというプレイボーイっぷ
り。さらに、普段の生活では白木さんという女友達がいたりもする(そんなに親しくはないけど)。
これは、「TPぼん」がドラえもんなどの児童漫画よりも、対象年齢を高めに設定した漫画であること
を明らかにするための、ひとつの工夫なのかも。
まあ、「ぼん」が青年漫画であることは、ガンガン人が死にまくるハードSFである点だけでも明らか
なんですけど。


天然vs人工


*新旧(?)超能力対決~*



古今東西あらゆるSFネタを取り扱ってきた劇場版ドラえもん。
でありながら、かつて「超能力」を取り上げたことはないという不思議。
同じ「オカルト的」なネタでも、魔法のことはとりあげたにもかかわらず。
やはり「超能力」という言葉に伴う、ある種の暗さ=後ろめたさ?のような物が、ドラえもんの世界に
は、どうにもそぐわない物だと判断されたせいではあるまいか。
同じ「超能力」を取り上げた漫画であっても、石森章太郎が「イナズマン」、横山光輝が「バビル2
世」のような作品になったのに対して、藤子F不二雄は「エスパー魔美」。
これらの作品の持つ性格の違いがそのまま、作家の個性の違い、というほど単純な物ではないだろうけ
れども、やはり「超能力」というものに対する作家としてのスタンスがうかがい知れるような気がしま
すね。






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*再アニメ化の際、大人の事情でなんかいろいろ付け足されちゃった魔美さん*

でもまあ、NHKでドラマ化されたときのねじ曲げられっぷりは、もっとヒドかったけど。

恋は未確認



「こんにちは、マミです!
暑い日が続きますが、皆さんお元気ですか?
あたしのほうはといえば、相変わらず元気に東西南北、あっちこっちで人助けの毎日です!
でもね、さすがに高校生にもなると、日常生活とエスパー生活の両立が、もう毎日大変なんですよ?
高畑さんに勉強見てもらったおかげで、無事に公立高校に入学できたのはいいんだけど、おかげで授業
についていくのがタイヘンで!
それにね、高校生ともなると、そろそろ将来の進路のことを、真剣に考えないといけなくなる時期じゃ
ないですか?
ま、あたしとしてはやっぱりパパから受け継いだ絵の才能を伸ばすために美術関係に進学したいっての
が第一なんですけど、その後どうするかっていうと、さすがに絵で食べていくのはいろいろむずかしい
と思うんで、ママみたいにマスコミ関係のお仕事も良いかなあー?なんて思ってるんですけど!
ほら、あたしって、こういう人種だから、超能力を上手く使えば、他の人より早くスクープキャッチし
たり出来そうって、思いません?
とかまあこんなカンジで揺れ動く乙女ハートなわけです!
でもね、なんか、高畑さんの話によると、こういう超能力って、大人になるとだんだん消えていく可
能性が高いっていうんですよね。
風呂人...じゃなくて、フロイト?ってゆうの?そのフロイト流の解釈によると、超能力とかって言うの
は、えーと、思春期の、リピート...じゃなくて、なんだっけ?りび...そう、それ!リビドー!っていう
の?そのリビドーがエネルギー源で、それは若いうちにはすごく強いパワーを生むけど、歳をとると、
だんだん無くなっていくものなんですって!でもね、そのリビドーってなんなのかって高畑さんに聞い
たんですけど、なんかモゴモゴ言うだけで詳しく教えてくれないんですよねえ。ヘンなの!まあ、あた
しに備わってる力ってことは、きっと、魂の純粋さとか美しさとかのことじゃないかと思うんですけ
ど!
ともあれ、あたしとしては将来的にも高畑さんのハートだけはがっちり捕まえておかなきゃいけな
いって、その点の確信は揺るがないんですけど!キャー、言っちゃった!
あ、それじゃ、また非常ベルが鳴っちゃってるみたいなんで、失礼しまーす!テレポート!」




魔美にかぎっては、伏せ字は使わない方針で。



共演不可!



*ネズミ嫌いのドラ江さんと、猫が苦手なプイ子さん。
お互いが天敵そのものというわけではないけれども、やはり微妙な空気が流れます。*


さて、あらためてチンプイを読みなおしてみると。
その物語構造は、藤子F先生一流の「日常への闖入者スタイル」をとりつつも、要所要所に、意識的に
ドラえもんの逆位相を導入してあります。
猫型ロボットに対して、ネズミに似た宇宙人。
ダメな男の子に対して、元気な女の子(優等生ではないけど)。
そして、みんなにバカにされるのび太に対して、宇宙規模の人気者として褒め殺されるエリ。
各要素は逆のはずなのに、総体として見るとやっぱり同じ空気を作品が持ってしまう不思議さ。
さらに、エリと内木くんの間にかもしだされるエスパー魔美的なオテンバロマンスや、奇妙な宇宙人
が次々現れる21エモン的SFテイストも盛りだくさんで、まさに藤子F作品の集大成的な漫画といえ
ましょう。
「ドラえもん」がF作品の原点であるのに対し、「チンプイ」は集大成。
逆位相なようで、非常によく似ているというのは、そういうことなんではあるまいか。
と、勝手に分析する今日この頃なわけです。

妃殿下もご一緒に



あらためてチンプイを読み返してみると、エリ様がまたびっくりするほどミリョク的なので、女子高
生版(のつもり)を描いてみよう。

########################

今日は仕事場のケーブルテレビの工事。
新しくSTBがデジタル対応のものに変わって、BSデジタルも見られるようになりました。
しかし、なにせテレビとCATVチューナー・スカパー!チューナー、そして3台のHDDレコーダー
の接続がややこしくて、どっと疲れてしまいました。
てゆうか、とにかく暑いんだよ!
なんかもう、それだけで疲れるよ!歳とると!

科学の呪文でチチンプイプイ



「はーい、どうもこんにちはー!
Fキャラクターズの中では、連載作品としては最新人?の、マール星からやってきた宇宙人!
その名は、えー、とりあえず、プイ子って呼んでください!本名の前半に子をつけて呼んだら、許しま
せんことよ!?
まあね、申し上げた通りあたしの連載って言うと、これがF・Fランドの巻末に人知れず(?)載っ
てたもので、F先生の連載作品としては最後のものになるわけです!一応、そのあと「未来の想い出」
がビッグコミック誌上に連載されましたけど、あれはむしろ「連続掲載された長編作品」と言う認識の
方が正しいんで、除外します!独断で!あるいは科法で!
それでですね、一応、漫画の単行本は中央公論社から完全版全4巻(現在入手困難)が出ていた訳な
んですけども、あたしを知っている人は、もう圧倒的にテレビアニメ版で、きっとなじんでくれていたんじゃないでしょうか?
あれはシンエイ藤子アニメの中でも抜きんでた傑作アニメでした、って自分で言うのもアレなんですけど、いま20代前半の人の中には、好きだった人もたくさんいてくださるんじゃないでしょうか?
今現在も、CS放送で見ること自体は可能なんですけど、もうそろそろ、劇場版「エリ様活動大写
真」も入れてDVDでまとめて出して欲しい!てゆうか「魔美」を筆頭にシンエイ藤子アニメをDVD
でリリースすべきなんじゃないでしょうか!この日記を描いてる漫画家の人なんかは、「魔美」と「チ
ンプイ」、あと「プロゴルファー猿」あたりが出たら、無条件で買っちゃいますね、絶対!
かくなる上は、科法「DVDボックスリリース」!チンプーイっ!」



台風接近中?


毎日暑い日が続きますので、涼しげな絵を。

#####################

ドラえもんの単行本中に収録されているドラミちゃんのエピソードについては、じっさい、子供心に
不自然なものを感じてましたね。
まずのび太が、ネッシー実在の論陣を自力で張ってライバルを言い負かそうとしたり、自力で海底を歩
いてわたる冒険に単独で出かけたりと、およそのび太とは思えないアグレッシブさ。
さらに、周辺にいる友人たちが、スネ夫とは似て非なる顔をしたズル木だったり、風貌はジャイアンと
全く同じガキ大将なのになまえはカバ田だったり。(ただし新しい版の単行本ではカバ田の名前がジャ
イアンに修正されていたりしますが。)
これらの違和感は、ようするにこのドラミちゃんのエピソードは、「ドラえもん」作品のバリエー
ションではなく「ドラミちゃん」という、別作品のエピソードを、あたかも「ドラえもん」エピソード
であるかのようにむりやり収録した結果生まれたズレなんですな。
ドラミちゃんが居候している家庭は、のび家の隣町にある親戚の家で、主人公も、じつはのび太そっ
くりの「のび太郎」くん。
とうぜん、周辺の友達関係も、スネ夫やジャイアンたちとは別人なわけです。本来は。
もうそろそろ、その「ドラミちゃん」を、本来の形でまとめて刊行してくれないものですかね。
女の子を主人公にしたF漫画の面白さは「魔美」や「チンプイ」でとっくに証明されているわけです
し。
まあ、「ドラミちゃん」の主人公はのび太郎くんなわけですけど。
一寸法師コンプレックス



「はい、そうですね、わたくしの使う道具には、「大きさを操る」と言う目的のものにかなり多くの
種類がございます。
まず、もっとも使用頻度の高いものが、縮小光線を放つ懐中電灯型放射線源。あと、段階的に体を小さ
くするトンネル。その他にも、かぶると体が小さくなる帽子、等々。
やはり日常のサイズから逸脱して、小さくなったり大きくなったりしてみたい、というのは、神話の時
代より語られ続けるモチーフでございますから、きっと人間の本能に根ざした根元的な願望のひとつな
のでございましょう。
しかしですね、この、「小人になる」という願望を実現するのは、じつに高度で複雑なテクノロジー
の合わせ技なのでございますよ?
まず、単純にサイズを小さくするだけでは、この小人願望を半分も実現したことにはなりません。
たとえばわたくしの知人の小学生発明家に某キテレツと呼ばれる方がいらっしゃるのですがその方が
発明したものの中に、自らを縮小できる潜水球タイプの乗り物がございました。
そのときキテレツ氏はこの物体縮小原理を「原子間隙縮小」という言葉を用いて表現されておりまし
た。これはつまり、物質を構成する原子は実は隙間だらけであるという事実に基づいた上で、その隙間
を縮めれば物体のサイズは小さくできるという発想でございますね。
ですがこの方法ですと、最大の問題である「質量保存の法則」をクリアできないのでございます。つま
り、サイズは小さくなっても重さは変わらない、とてつもなく高密度な小人になってしまうわけです
ね。
身長は10センチだけど体重は60キロ!では、小人として様々な活動をすることは不可能でございま
す。
そのほかにも、サイズが小さくなると様々な物理法則上の制約が発生いたします。たとえば生き物が
アリほどのサイズになってしまうと、水の持つ表面張力を破ることも出来なくなってしまいますし、筋
肉の活動で発生する熱量とそれを放散すべき体表の面積バランスが大きく崩れたり、パワーウエイトレ
シオ...つまり同じ体重あたりの筋力もまた全く違うものになってしまいます。
以上の他にも理由がいろいろございますので、結論から言うと、生き物をそのままの形でサイズを変
えて活動させることは物理的にほぼ不可能なことがらなのでございます。
では、どうするのか、となると、これはもう、その制約となる物理法則から自由になるしか方法はご
ざいません。
いえ、22世紀の科学水準から見れば、そんなに難しいことではございません。
なにせ、時間移動や空間転送扉、そしてポケット型亜空間接続装置、などがすでに普及している世の中
でございますから。
簡単に申しますと、たとえば縮小光線で人間のサイズを30分の1ほどに小さくするといたしましょ
う。その場合、人体を構成する原子の30個のうち29個を、間引いてしまうのでございます。どこ
へ、かと申しますと、異次元あるいは亜空間へでございますね。
そうすると現実空間には30分の1の量の原子しか残らないわけでございますから、当然、普通に活動
することは出来なくなると思われるでしょう。しかしご心配には及びません。肝心な点は、時空間の因
果律をつなげたままで大部分の原子を亜空間に収納することなのでございます。
言い換えれば、その存在を繋げたままで体の一部分を現実空間に残して、体の大部分を亜空間に収納し
てしまうわけでございます。
そして現実空間に残っている小さな体はいわばアバター(分身)としての役割を果たすわけでございますね。本人はそうと意識することはございませんが。本体は亜空間にあっても、事実上、自分の体が小さくなったのと同じことですから。
まあ細かいことは企業秘密なのでわたくしにもわかりませんが、おおむねこんな所であろうと、ご理解いただけますでしょうか。
まあ、体を小さくするという目的と原理が同じものであっても、それを実現する道具が違うとやはり
使い勝手というか趣が違いますよね。わたくしなどは縮小光線でヒョイと小さくなるよりも、トンネル
をくぐってみるといつの間にか体が小さく...というより、すべてが巨大な別世界に迷い込んだように感
じられる、あちらのトンネル型装置の方が、なんだか楽しい気分になれて好きでございますけれども。」

汎用人型農業機械



「つうわけでね。
ま、オレとしちゃ、とりあえず畑仕事ができてれば満足なわけで。
なにせほら、オレって基本的に、地中に結実するタイプの農作物を掘り出すことに無上の喜びを感じる
タイプだから。っつうか、そういう風につくられているんだけどもね。
あ、あいさつが遅れちまって申し訳ない。
オレはほら、あれだ。
芋を掘るために生まれたロボットであるにもかかわらず、何の因果かつぶれかけのおんぼろホテルでベ
ルボーイ的な仕事をやらされてる。まあ仮に、Gスケって呼んでくれりゃいいさ。
ま、現実の21世紀の状況はともかく。
オレのいる21世紀じゃ、オレみたいな人型の農業機械すらもう時代遅れってくらいに、農業の完全自
動化が進んじゃってね。
もう実際、オレみたいな型のロボットにも、芋掘りの仕事は残っちゃいないわけさ。困ったことに。
んだけどね、よく考えてみると、用途の限定されたロボットの、その使い途が無くなったら、廃棄処分
されるよね、普通の機械なら。
だけど現実に、こうして、まあ本来の仕事ではないけれども、まだまだ現役で稼働してるってことはだ
よ、実はオレって相当汎用性の高い、優秀なロボットだってことなんだな、これが。
人間の命令を理解する言語能力は十分だし、機体のサイズと重量も人間の生活空間に適応するのに過不
足無い形態だし。地面掘るのが仕事だからパワーも申し分ないってわけだ。案外アレだぞ、俺らの同型
機って、21世紀のヒット商品になってるに違いないんだ、実際。
その証拠っつっちゃなんだけど、たとえば「ミニドラSOS!」では、オレと同型機が宅配の仕事に従
事してるし。
SF短編「ドジ田ドジ郎の幸運」では、やっぱり同型機(厳密には眼のあたりが微妙に違う)が、時空
間の因果律を監視する仕事をしてるしな。
そう考えると、中古ロボット市場でオレを買い取った、エモンのおやっさんはなかなかロボを見る目が
あるっつうことになるなぁ。人は見かけによらないってことで。
つうわけで、実のところ今の自分の境遇には特に不満はないんだ、正味の話。
ただ最近、ひとつ気になることがね。
某ディ○○ー映画のね、「ト○○ャー・プ○○ット」に、オレにかなり良く似たロボットが出てきてる
みたいなんだけど。
あれって、オレ、パクられてんじゃねえかなって気がしてるんだけど、あんたどう思う?」




なつかしの21世紀



「はい、どうもー!
まだまだ続きますよ、F作品キャラ勝手にリプロダクションシリーズ!
きょうはわたくし、21世紀からやってまいりました!
って、実は今現在すでに21世紀ですけれども!
20世紀に思い描いた21世紀ってことで、ひとつよろしく!
えー...
わたくしが何者か、おわかりにならない?
無理もありません!
ではヒントを出させていただきます!
まずはわたくし、生まれはヘッコロダニ星雲タンバ星系ササヤマ星!
数万度の高熱から絶対零度の低温にまで平気で適応し、なんでも食べてエネルギーに変えられる、絶対
生物!
そして、得意技はテレポート能力です!ただし距離は3キロ圏内に限定されますけど!
あとですね、これは正直いってかなり弱点ですのであまり人様に言いたくないのですが、脳はしっぽの
中に入ってます!どんな構造の生物だ、自分!
えー、以上でおわかりの通り、わたくしはそう、あの宇宙パイロットを夢見る老舗旅館の跡継ぎ21
代目少年の相棒なんでございますよ!ということでここは納得してください、お客さん!
まあそれにしても、21世紀ですねえ!
いつのまにか!
私どもが連載された1970年代には、21世紀ともなれば、もう人類はガンガン宇宙に進出して、ど
んどん冒険また冒険の日々が繰り広げられるんじゃないかと、そんな期待をしたものでございますが。
科学の進歩は確かにめざましいけれども、宇宙方面にはなんだかさっぱり進みゃしねえ今日この頃でご
ざいますねえ。
宇宙人どころか、まだ人類は火星にすら、その足跡を記しちゃいやがりません。わたくしどもにとって
火星なんぞは、社会見学で訪れるくらいの近場の星ですよ?今の感覚で言えば、せいぜい京都くらいの
距離感?みたいな!
今からでも遅くない!科学の進歩よ、携帯電話の機能を増やすことよりもっとでっかく、宇宙にびゅん
びゅんロケットを飛ばす方向に進んではもらえないものでしょうか!
キミには聞こえないか?またたく星々の、少年魂を宇宙にいざなうその声が!
え、宇宙に出ちゃうと空気がないから星はまたたかない?
そんな、学研のひみつシリーズ的なツッコミはナシの方向でおねがいします!モンガーっ!!」



ドラエヴァん



「はい、実寸大・巨大ロボットプラモデルでございますか?
あれは現在、ちょっと品薄状態でございまして、なかなかに入手困難なのでございますもので、今すぐ
というわけには...。
あの商品、基本的には子供向けの組み立ておもちゃということに分類されてはいるのでございますがな
にぶんあの高出力ですから、個人レベルの宇宙開拓装備としても、隠れたヒット商品になっているので
ございます。
今風(?)に言うと、汎用人型土木開発重機とでも申しましょうか。
ええそりゃもう、単三電池四本で山腹にトンネルを一本打ち抜くほどの超高効率発動機を内蔵してあり
ますから、某人型決戦兵器とでは、そのバッテリーの保ちについては比較にならないコストパフォーマンスでございます」

##########################

F先生がご存命だったら、きっと、ドラえもんの作品中にエ?ァンゲリオンネタもこっそり紛れ込ま
せただろうなぁ。
けっこう時事ネタパロディが好きな人でしたから。
例えば、スネ夫が手に入れた限定アニメビデオのタイトルが「宇宙世紀エンバンゲリオン」とか
さらに元祖・妹キャラ


「どうも、うらめしや~。すいません、一応オバケのあいさつなもので。
Qの妹の、えー、イニシャルだと逆に本名になっちゃうんでカタカナ表記します。
ピーコでーす。
うわぁん、こう書くとなんか口うるさいオカマみたいー。でもまあ、しょうがないかあ。とほほー。
さて、妹キャラとしてのキャリアは、ドラさんとこの妹さんよりむしろ先輩なわたしが考えまするに。
F作品の中には、結構たくさん、兄と妹の関係が描かれているんですよね。
わたしたちの他にドラさんとこのジャイ子さんとか、パーさんとこのガン子ちゃんとか。
だいたい共通しているのは、兄は妹をちゃんと大事にしているってところですね。
その一方で、おおむね兄より妹の方がしっかり者であるという点も共通してます。やっぱり子供の頃っ
て、女の子の方がおしゃまっていうか早熟ですから。
あと、肝心な点は、仲の良いきょうだいなんだけど、お互いはお互いのことをあんまり理解できていは
いない、ということだと思うんですよ。
特にジャイ子さんとこの関係を考えていただくと、わかりやすいと思うんですけど。
家族としての情愛は揺るぎなく在るんだけど、それと、相互にその思考や感情を理解できているかは別
問題、ってゆうF先生の、ある種冷静な人間観みたいなものを感じるんですよね。
F先生の作品でしばしば取り上げられるこの「相互理解の難しさ」というテーマ。
たとえば最初期のSF短編「ミノタウロスの皿」なんかでも、あれはお互いに情感は通い合ったはずな
のに、相互の価値観は結局理解し合えなかった、というお話ですよね。あれって、結局すべての人間の
つきあいに普遍的に存在することだと思うんです。
最終的には、「人と人は理解し合えない」っていうのが、F作品に通底するひとつのテーゼなんじゃな
いかなって。
まあ、こんな風に言っちゃうと、じゃあF作品の根底に流れるのは絶望的なニヒリズムなのかっていう
と、もちろんそんなことはないんですよ。
理解し合えないのはあたりまえ。
それを前提にしても、みんなで仲良く生きていくのはきっと可能だって、とくに子供のための作品では
そんなメッセージを強く前面に押し出すことを忘れてはいません。たとえば「海底鬼岩城」のラスト
で、今は無理だけどいつか地上人と海底人は仲良くなれると、わざわざそういって物語を締めくくって
いるように。
とまあ、なんだか話がとりとめもなく大きくなっちゃいましたけど。
肝心な点は、人と人が関係を結ぶときに、お互いのことを完全に理解しなきゃいけない!なんて思う必
要は無いってことなんじゃないかな?
きっと、そう考えれば、がんじがらめに思えるような人間関係も、あんがいラクになることも多いよう
に思うんですよ。
現にね、お互いの考えてることはよくわからなくて、しょっちゅうケンカもするけれど、でも本当は仲
が良いっていうわたしたちみたいな関係は、ごくあたりまえに存在するんですから。」

スーパーアイドル星野嬢



「あ、おはようございまーす(芸能人のあいさつ)。
えーっと、Pマン3号やってます。通称はP子...って書くと、Qさんの妹さんと区別つかなくなっちゃ
いますけど、ここはまぁ、気にしないでおいてくださいネ。
きょうはほら、グラビアの撮影でこんなカッコしてるんですけど、例によって1号たちから呼び出しが
入っちゃって。
しかたないので、あとはコピーにまかせてあたしは現場にかけつけるとこです。
でもね、写真集の撮影を途中からコピーに任せなきゃいけないことについては、芸能人として内心ジク
ジク...じゃなくて忸怩たる思いもあるんですよ?
だってみなさん、お金を出して買ってくださるわけじゃないですか、写真集。
それに写っているのがじつは替え玉だって言うのは、やっぱりファンに対する裏切りなんじゃないか
なぁって、ちょっと罪悪感もあるんですよぉ。
まあ、Pマンのお仕事の重大さには替えられないんだって、無理矢理自分を納得させてはいるんですけ
ど。
それはともかく、さすがに上になにか羽織っていかないと、ちょっと世の中の風紀を乱しちゃいます
よね。
最近じゃ、みんなデジカメとかムービーとか、映像機器が普及してますから。
激写系週刊誌とかにローアングル写真が載せられるのって、やっぱりあんまりいい気分はしないです
し。
でもね、変身中っていうのは、さすがにバードマンも考えてくれてるみたいで、うまく写真とかには写
らないようにしてあるらしいんですよ。
だって考えてみてくださいよ。あたしたちの変身て、ほんとに顔の一部を隠すだけで、あとは服装も体
格も声もそのまんまなんですよ?いくらなんでも、親しい人には正体バレないわけないじゃないです
か。
それが結構バレずにすんでるってことは、やっぱり、変身後の姿を見る人の、記憶やら映像記録やらを
混乱させるなんらかの仕掛けが施されているからなんですよ。
タイムパトロールの標準装備・フォゲッターみたいな。現に一度、バードマンからクリーム状の記憶阻
害放射物質を貸してもらったこと、ありますし(新装版てんとう虫コミックス7巻)。
バードマンもああ見えて、考えるところは考えてるんですね。
でもね。
ひとつ問題だなあって思うのはね、
バードマンて、むかしはスーパーマンって名乗ってたじゃないですか。
で、そこからスーを抜いて、パーマンて名称が出来たんですけど。
そのスーパーマンが、諸般の事情で名前が変わっちゃって。
超人=スーパーマンが、鳥人=バードマンになったわけですよ。
ダジャレじゃないですか!?
どうなの正直それ!?みたいな!
おまけに、だからパーマンの名前の由来がわからなくなっちゃって、なんかただ頭が若干パーな人?み
たいに、みんなに思われてるんじゃないの?って考えると、これまた内心忸怩たる思いがあったりな
かったりするわけなんですよ!
劇場版新作はつくられるのに新作テレビシリーズがつくられないのは、そのせい?みたいな」
ポケットの中から妹がひとり



「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~ン。
ラミでーす。ポッケの中から失礼しまーす。
ご存じの通りこのポッケってば、同じIDを設定しておけば、別のポッケからこのポッケに出てくるっ
ていうワームホール的な使い方も出来ちゃうわけで。現にほら、「ブリキの迷宮」でそんな使いかたさ
れてたでしょ?
まあ、ポケットっていう言い方をしちゃうから、いろんな道具がこの中に入っている、ってゆう感じで
受け止められちゃうけど、実のところ、亜空間に接続するための窓ってゆうか入り口っていう風に認識
する方が、より実像に近いと思うんですよね。
でね、あたし思うんですけど、このポケットのほんとにスゴイ点てゆうのは、「どんなものでもいく
らでも入る」ことより、「入れたものを自由に取り出すことが出来る」ことのほうなんじゃないですか
ね?
だってね、あの道具を出そう!と思って手を突っ込んだら即そのアイテムを取り出せるってことは、無
限に広い亜空間の中のどの座標にそのアイテムが保管されているのかがまず正確に記録されていること
が前提で、かつ、その座標に、ポケットの入り口を誤差30センチ以内の範囲で接続しないといけない
わけですよ。
さ、そこで考えるんですけど、あたしたちの時代には、このポケットを使ってる人たちって、すっごく
たくさんいるわけですよ。
むしろ一家に一台必需品?みたいな。
だから必然的に、ポケットがつながる亜空間はそれぞれ別の空間...いいかえればパラレルワールドなわ
けですよ。
でないと、だれかが収納したアイテムを別の人が取り出せちゃうわけですから。
だからね、もっと考えると、多分このポケットに収納するアイテムひとつひとつがべつの亜空間に割り
振られる仕組みになってるんじゃないですかね。亜空間の数自体は事実上無限に存在するわけですし。
そのへんは企業秘密になってて詳しいことはわかんないんですけど。
だから逆に言うと、その亜空間に接続さえ出来れば、他人が収納したアイテムを取り出しちゃうことも
あり得るわけですよ。
そこで思い出すのがね、ずいぶん前の話になるんですけど、お姉ちゃんがあの小型哺乳類...そうあの
ハム太郎っぽいやつ。アレへの恐怖にちょっと(ってゆうかかなり)錯乱して、対戦車用リボル
バー(!)とか、惑星破壊用爆弾とか、危うく使いそうになっちゃったこと、あるじゃないですか。
あの時には、なんで子守用のロボのポケットにそんなものが入ってたのか...たぶんあれはそれっぽい模
造品だったんじゃないかと、ずっと思ってたんですけど。
でもほらお姉ちゃんて、あわてるとポケットからいろいろ変なもの取り出すこと多いですよね?
あれはつまり、感情が激するとポケットの亜空間接続がうまくいかなくなるってことで、だからひょっ
とすると、あの各種超兵器を取り出したときも、なにかのはずみで惑星連邦の兵器保管用空間に亜空間
アドレスがつながっちゃってたんじゃないかなー、とか思うんですよ。
ほらお姉ちゃんて、感情が昂ぶると時々スゴイ馬鹿力出しちゃったりするし。
けっこうこの人をこの時代に置きっぱなしにしておくのは危険大きいんじゃないの?とか、個人的に
時々思ったりもするんですよね」

ファミコンのあのひとじゃございませんよ!?


「まあそんなわけで、先日お話しした、F先生作品コラボ企画の件でございますけど。
「ドラQパーマン」は今となってはそれこそ国会図書館にでも行かないとその存在を確認することも難
しい作品なのでございますが、実は現在でも書店で簡単に入手できるコラボ作品も存在するのでござい
ます。
それは、てんとう虫コミックス第9巻収録の「ぼく、桃太郎のなんなのさ」!
独立した他作品の主人公であるバケルさんとの共演作品でございます。
ストーリー的には、ある種のタイムパラドックスをあつかった、極めて高精度な中編読み切り作品でご
ざいます。
この種の時間旅行をあつかったミステリーは、のちに劇場版「魔界大冒険」や、本編「天つき地蔵」や
「ガラパ星からきた男」などでより高い完成度を見ることになる、ある種F先生の得意技とも言えま
しょう。
さてこのバケルさんでございますが、単行本はてんとう虫コミックスから全2巻で発行されていたの
でございますが、現在は残念ながら絶版状態のようでございます。
ちなみに2巻の後半には、あの、現在諸般の事情で再版が絶対不可能といわれる「ジャングル黒べえ」
のエピソードが数本収録されてございますので、もし古書店などでお見かけになる機会がございました
ら、激ヤバ速攻ゲット!を心よりおすすめする次第でございます。
うーん、それにしてもバケルさんのこの風貌はちょっと見、あのファミコンキャラクターを代表する
チョビ髭配管工さんに似ていなくもないような...。
まあ帽子だけの印象でございますが。」



だけど犬にはとっても弱いんだってさ



「はい、どうも~、うらめしや~。
なあ~んて、アタシの場合むしろ、裏にメシ屋~ってカンジかな~?
相変わらず毎食、銀シャリなら茶碗20杯がデフォルトの、Qで~す。
若い人は知らないかも知れないけどぉ、こう見えても昔はぁ、けっこう人気あったんですよぉ~?
しゃべりが低血圧っぽくてすいません~、なにぶんほらアタシ、オバケなんで~、朝はちょっと苦手~
みたいな~?
あ、でもぉ~、たまに勘違いされるんですけどぉ、アタシたちってぇ、幽霊とは違うんですよぉ~?
じゃあなんなのかってゆうと、ちょっとよくわかんないんですけどぉ、生き物であることだけは、たし
かなんですよぉ~。
親兄弟もちゃんといますしぃ~、アタシは卵から産まれたところからみてぇ、卵生の生き物だとは思う
んですけどぉ~。
あ、でもぉ、産まれた瞬間から言葉や自分の名前を知ってた所から見るとぉ、あれは卵から産まれたっ
てゆうよりはぁ、卵状の姿でオバケ界から次元を超えてやってきたってことかも知れませんねぇ~。っ
て、なんかひとごとみたいですけどぉ、ぶっちゃけ、よくおぼえてないんですよぉ~。すいませぇ~
ん。
でもねぇほんと、なにが残念ってぇ~、アタシの活躍がたっぷり読めるてんとう虫コミックスが、今
はもう絶版状態になってるってことですねぇ~。
なにせほら、あたしって、F先生とA先生の、ほんとの意味での合作じゃないですかぁ~。
もっというと、最初のシリーズは主要人物をF先生とA先生が描いてぇ、背景その他はほとんどI森S太郎先生が描いてた、事実上スタジオゼロ作品なんですよねぇ~。
だもんだから版権がどこに所在するのかがもうなんだかわけわかんなくなっちゃってぇ~。
でもなぁ~、もう生き残ってるのはA先生だけなんだからぁ~、このさいA先生がちょっと強引にで
も、単行本の復刻、してくれないかなぁ~。
このままじゃほんとに、マボロシの名作のままで終わっちゃいますよねぇ~。
いくらアタシらがオバケだからって、煙のように消えていけっていうのは、あんまりだと思いません~?」

真っ赤なマントをひるがえし



「あ、どもッス!
昨日ドラさんから紹介してもらった、えーと、Pッス!
今後ともどぞヨロシクッス!4649とかいてヨロシク!なーんて!
のっけからテンション高くてすいませんッス!
んーでもほら、こちとら部活に勉強にそして恋に(*キャッ*)忙しい中、だれにも正体も明かさず報酬
も受け取らずにご近所の平和を守ってるわけじゃないスか!
それにねえ、なんつっても、一緒に組んで活動してる相方、三人いるんすけど、一人目がいきなりチン
パンジーッスよ!?
ぶっちゃけ、ありえないッスよ!
猿ッスよ、猿!もっというと、類人猿!
まあね、下手すりゃそのへんのヤンキー連中よりは頭よくない?みたいなとこありますけど!
さすがに遺伝子レベルで根本的に違う種じゃあ、恋愛対象にはならないじゃないッスか!それって大
事っしょ?うちらの年頃の場合!
二人目は、こっちはまあちゃんと人間の女子なんすけど、職業がいきなり芸能人!天才子役出身のピ
ン立ちアイドルっすよ!?
や、基本的にはスゴイいいコなんすけど、やっぱねえ、ちょっとズレてるんすよ。イマイチ趣味あわな
いっつーか!時間帯あわないっつーか!
ま、でも、時々芸能界の裏情報聞けるのは、それなりにベンキョーになるんスけど!
三人目は、ちょっと活動地域が違うんであんましカオ会わせることないんでじつのとこよくわかんな
いんスけど、まあ、結構頼りになるやつッスよ!
ああ、でもひとつ言っとくと、アレから借金だけはしない方が身のためッスよ!
利息が利息を生んでケツの毛ぇまでむしられますから、マジな話!
まあね、でもなんのかんのいっても、この仕事それなりにいいこともあるんすよ!
学校まで毎朝空飛んでいけるから遅刻もしなくなったし、親からもらった電車の定期代がまるまる浮く
んで、そのお金でかわいい服とかこっそり買えたりするし!
あと宿題が多くてマイっちゃうときにはコピーロボット使って二人がかりでやっつけたりも出来るし!
コピー便利ッスよ、マジで!
ピロリロリッピロリロリッ♪(着信音)
あ、相方から呼び出し入ったみたいなんで、今日のとこはこれでシツレイしまッス!
パワーッチ!」



D. Q. P



「あー、これは懐かしい画像でございますね。
わたくしと、えーとその、F先生という共通の造物主を持つ仲間たちと一緒に撮った写真です。
左側がPさん(仮)で、右側がQさん(仮)です。
Qさんのほうはあんまりイニシャルトークの意味がない感じもしますけど、まぁここは軽く流してくだ
さいませ。
うーん、でもほんと、これに関しては微妙な思い出があるのでございますよ。
あれはそう、たしか1979年頃のことでございました。
当時(現在でも)小学生男子の間で非常な人気を誇った漫画雑誌がございました。
ここでは仮にCRCRコミックといたしましょうか。
わたくしたちはその中で、まあ自分で言うのもなんですが、結構なカオでございました。つまりその、
人気者と言うことでございます。
そんな中、あれはたしか夏休み特大号...すなわち8月発売の9月号の誌上でのことでございました。
それぞれ独立した作品上の主人公であるわたくしたち三人が同じ作品上で活躍する、特別読み切り作品
の企画が発表されたのでございます。
今で言うコラボレーション企画と申しましょうか。
8月号でこの企画の予告が発表されたときには、それはもう当時の少年読者たちは、大騒ぎでございま
した。
わたくしの知り合いのU山M郎と申す漫画家氏などは、当時彼は確か小学3年生だったのですが、それ
を楽しみに、生まれて初めて書店で雑誌を予約購入までしたくらいでございます(実話)。
ところがですね.........
実際に雑誌に載ったその読み切りというのがですね、
本来なら巻頭カラーでどかんと打ち上げるべきなほどのビッグタイトルのはずでございましたのに、実
際に載った位置は、いきなり巻末。
肝心の作品も、しのだ某とか申す、子供の目から見ればはっきり言ってどこの馬の骨とも知れない漫画
家が描いていたのでございます。
脚本も、子供心にもとうていF先生の手によるものとは思えない、粗末なものでございました。
あんなものを見せられた当時の読者の落胆は、大きなものでございました。
自分たちが期待した「ドラ・Q・パーマン」は、こんなものじゃなかったはずだ!と!
先に述べたU山氏も、それはもう、そのしのだ某という漫画家を本気で憎んだくらいのものでございま
す。
うーん、今にして思えばあれは一体なんだったのでしょうねぇ...。
おそらく編集部の方が先走って企画をぶちあげては見たものの、肝心のF先生のスケジュールに全く余
裕がなかったのか、あるいはそのコラボ企画それ自体がF先生のお気に召さなかったのか...。
U山氏はのちに、F先生の名を冠した新人漫画賞を受賞して、CRCRコミック誌上でお仕事をするこ
とになるのでございますが、当時の事情を知る人間をついに見つけることは出来ず、真相は未だ藪の中
だそうでございます。」

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1970年前後生まれのコロコロ読者は、そうとう憶えてる人いると思うんだよなあ、あの「ドラ・Q・パーマン」事件。
瀬名秀明とか、よゐこの有野とかも、たぶん。

ピンチヒッター妹



「あ、どうも。
いつもお姉ちゃんがお世話になってます。
妹のどら...いえ、ま、ラミって呼んでください。
本名だと、ほら、ちょっといろいろ微妙にアレなんで。
きょうはね、お姉ちゃんちょっと工場での定期メンテナンスがあるんで、そのあいだあたしが代わりに
坊ちゃんのお世話をすることになってますんで、ひとつよろしくお願いします。
ええ、定期メンテ、丸一日かかりますんで、帰るのは明日になります。
え?ええ、実際の所、時間移動して帰ってくるわけだから、出発した時間に戻ってくればなにも丸一日
留守にする必要もないんですけど。
でもまあ、いいんじゃないですか?
たまには坊ちゃんも目先が変わって。
実際の所、お姉ちゃんてば、性能的にはちょっとアレなところ、あるじゃないですか?
あたしたちが姉妹っていうのは、ええもちろんロボットですから血のつながりがあるって訳じゃないんですけど、基本性能にかかわる液体状のパーツが共通してるんですよ。
人間でいえば血液みたいなもんなんですけど。
メーカーの技術者は、要するにオイルが同じなんだって、お姉ちゃんには説明してますけど。
でもね、あたしたちこう見えても自律型アンドロイドじゃないですか。
けないですよね。
じつのところそのオイルって、電脳を構成するための自発学習ニューロンを接続するナノマシン溶液の
ことだと思うんですけど。
それの上澄み部分がお姉ちゃんに使われちゃって、あたしには高濃度の沈殿部分が使われちゃったらしいんですよ。
だからほら、特にお姉ちゃんて知能部分がちょっとアレになっちゃったんですよね。
あ、でも、あたしがこんなこといってたなんて、お姉ちゃんには言わないでくださいね。
ああ見えて結構デリケートなとこあるひとなんで、ショック受けちゃうかも知んないから。
それにね、マジな話なんですけど、やっぱりちょっとオツムのほうがアレなくらいのほうが、子守って
ゆうかメイドロボとしては、お客さんには評判いいんですよね。
坊ちゃんも、そう思いません?」

トラウマ萌パーツ


「ええと、これは、私が工場から出荷されてまもないころの画像でございますね。
はい、おぼっちゃまのご子孫に当たる、世話し様のご家庭に配属されたばかりの。
え?はい、ご覧の通りわたくし、実は、本来はネコミミ装備型ロボットなのでございます。
それが今、どうしてついていないのか、ですか.........?
それはもう、思い出すだにおぞましい、あの、灰色の小型哺乳類、さらにいうと齧歯類に属するあの生
き物のせいでございます。
あれはそう、わたくしが昼の勤務を終えて、機体を休めるためのスリープモードに入っているとき...
、いえあの、簡単に言うとお昼寝中と言うことなのでございますが...、
とにかくその時、あの、クソいまいましい齧歯類が、わたくしの大切な両耳を、両耳を、りょ、りょ、
りょっ...
ヒィイイイーーーーーーーーッ!!!
はあっ!はっ、は......
申し訳ございません、つい取り乱してしまいました。
...そんなわけでございまして、それ以来、諸般の都合で修理することもままならず、現在もご覧の通り
の耳無し状態のままなのでございます。
ええ、おぼっちゃまがお望みならまた装備することも可能だとは思いますが、なにぶんオーダーメイド
になりますので、ご予算の方がちょっと、高くついてしまいますが...。
え、このメガネ?
これはまあ趣味的な、オプションでございます。」
甘党・辛党・和菓子党


「は~、しやわせ~。
あ、すみません、わたくし、この焦げ目の付いた小麦粉の生地とこしあんの取り合わせに、ほんとに目
がないものでございまして...。
ああ~もう、これをおなかいっぱい食べられたらもう思い残すことはない、くらいの勢いでございます。
え、そのくらい、なんらかの道具をつかえば簡単に実現できそう?
は、実を申しますとそういう道具もいくつかあるにはあるのでございますが...。
え、あの物体を巨大化させる光線、ですか?
いえ、あれをつかいますとやはり、構造自体が大きくなるため生地のしっとり感が著しく損なわれてし
まいますのです。文字通り、大味になると申しましょうか。
ですから、自分の体を小さくする道具を使っても、同じような結果になってしまうのでございます。
他には...、あ、映したものを取り出せる鏡、でございますか?
あれを使いますとですね、アミノ酸の構造が左右裏返し...科学的にいうと光学異性体になってしまうの
でございます。
ですからやはり、味も栄養価も変わってしまうのですね。
ご存じの通り地球上の生物は鏡像体でいうL型とR型のうち、L型の構造のアミノ酸しか吸収出来ない
ようになっておりますので...え、ご存じない?失礼いたしました。
それはともかくですね、なにより、お菓子に込められた職人さんの魂までは、どんな道具を使っても複
製は出来ないのでございます!
はっ!すみませんわたくしったら和菓子のことになるとつい熱くなってしまいまして...。」
ふたりはドラキュア



*思いつきで描いたキャラだけど、たいそうお気に入り*

#################

関東は今日から梅雨入り、だそうです。
でも昨日はものすごくいい天気。
房総半島、安房郡の方へ取材に行ってきました。
一応、古い建物関係のロケハンのために行ったんだけど、そういう意味ではあんまりいい写真は撮れな
かった。
のだが、とにかくいい天気で、ただ単に山の中を歩き回るだけでたいそういい気持ちでした。
やっぱり山はいいね。
天気さえよければ。
TP


「は、2,3日ほど過去へお行きになりたい?
それはまたなぜ...
宝くじ?ああ、あの数字を選ぶタイプの。
チャンスは毎週♪ってやつですね?
あっ!やめて!その先は歌わないでくださいませ!わたくしあの灰色の齧歯類がもう生理的にダメで!
すみません、つい取り乱してしまいました。
ともかく、今日発表された当選番号を買っておけば大儲けできる、とお考えになったわけでございますね。
もうしわけございません、その種の用途に時間航行装置を使用しますとですね
時間移動に関する法律に抵触いたしまして、
時空間監視機構...いわゆるタイムパトロールにすぐさま逮捕されてしまうのです。
私の立場といたしましては、さすがにおぼっちゃまを前科者にするわけには参りませんので、どうかこ
の件はおあきらめください。
はい、でもあの、正直に申しますと、わたくしも、時間移動手段を手に入れたばかりの頃は、そうとは
知らずに宝くじを使って大儲けしようと考えたこともございます。
いえ、でも最高賞金額がまだ600万円ぽっちだったころのことでございますからもうかれこれ30年
以上も前の話になりますけど...
は、わたくしの年齢?
それは聞かない約束でございましょう!」

とっても大好きメイドさん



「は、ご旅行でございますか?
それも、世界旅行...?ああ、海外旅行でございますね。
でしたらもう、このドアをお使いくださいませ。
はい、例の、どんな遠方にでもつながるドアでございます。
なにせこのドアが開発されたおかげで銀河鉄道網が根こそぎ無用の長物と化し、鉄道職員数万人がまと
めて路頭に迷ったという代物です。
まあ、栄枯盛衰は世の常ですから、致し方ございませんよね。
ええそうです、地球外へもおつなげいただけます。
ですがその際には事前にひと言お声をかけてくださいませ。
はい、真空の宇宙空間に投げ出されてしまったら人間の体はひとたまりもございませんから。
急速な減圧で沸騰し気化した体液が、絶対零度の宇宙空間で氷の粒になる様はそれなりに美しいもので
ございますが...いえ、そうらしいという噂ですが、
ともかく、そうならないように、あらゆる環境に耐えうる体にその組織を変化させる光線を浴びていた
だかないと、おぼっちゃまの命が危のうございます。
ああでも、この光線には制限時間がございますのでお気をつけください。
そうです、24時間で効力がなくなってしまいますので、それまでに光線を再度浴び直さないと命が危
のうございます。
以前にも少年二人が深海底で、効力切れのため危うく命を落としかけました。
この時にはぎりぎりのところで異文明人に救われて事なきを得ましたが、これこそまさに千載一遇と申
しますか、ほんとうに極めて稀な事例でございますので、期待はなさらないほうがよろしいかと存じます。」

未来から来た子守ロボ


「は、空を自由にお飛びになりたい?
でしたらこれなどいかがでしょう
ショコキカキン!(効果音)
未来デパートの在庫一掃セールで買った型落ち品でございますけど。
いえそのなにぶん予算が乏しいもので...
ですがスペック的には問題ございません。
はい、おぼっちゃま一人分の体重くらいならば楽々成層圏近くまでお飛びいただけます。
連続使用でバッテリーは8時間もつ計算でございますから休み休みご使用いただければかなりの距離を
かせげるかと。
はい、頭にお乗せになれば今すぐにでも飛行可能でございます。
ああでも、衣服にはお付けにならないようにご注意ください。
以前おズボンにお付けになったかたで、ズボンが脱げて墜落してしまったと言う事例が一件報告されて
おりますので...
いえ、もちろんごく稀なケースでございますよ?」
♪アンアンアン



とっても大好き、お兄~ちゃん~。
元祖いもうとキャラかよ!

もう6月かあ...



暑くなったり寒くなったり、ほんとに変な天気が続きますね。

*なんとなくフィーネを描いてみた。けど、なぜだかどうしてもうまくいかなくて顔だけ3回描き直した。しかし、やっぱり納得いかない...*


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