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上山道郎 (うえやま みちろう)

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漫画家・上山道郎のラクガキや近況報告
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 本日は、ある意味まだまだ現役とも言っていい戦隊・デカレンジャーのお話。




 デカレッド。バクハツ頭の単純熱血バカで、名前がバン。
まあこの子は、ある意味俺が半分生みの親みたいなものです。
というのは冗談にしても。
デカレンジャーという作品をひとことで述べるならば
「集大成」
と言えるのではないか、と思います。

今までの戦隊作品の集大成、というだけにとどまらず、
他のドラマやアニメも含めた子供娯楽文化の面白いところを集めて再構成したような、そういう作品。

熱血漢のレッド、キザでクールなブルー、癒し系の頭脳派グリーン、美人エスパーのイエロー、オテンバなピンク。
こうして改めてならべてみると、実にビックリするほどベタ!
ベタすぎる!
もちろんこれはその「ベタ」を狙って作り上げたもので、多くの人が共通認識で持っている「戦隊っぽさ」のイメージを、あえてトレースした結果でしょう。

 しかし一方で、「警察」をモチーフにした戦隊は実はシリーズ初。
だけれども、日本人にはなじみ深い「刑事ドラマ」的な要素を積極的に取り入れたおかげで、新しいけど懐かしい、そんな空気も醸し出すことに成功しています。
さらに、実はイエローの「エスパー」という要素も、戦隊キャラクターで取り扱うのはほとんど初。しかし日本人にとってはアニメや漫画でなじみ深いSFファクターです。
 つまりデカレンジャーは、「特撮」というジャンルにこだわらず、日本のメディア文化の面白い要素をとにかくどんどん取り入れていこうと、そういう指向があったんではないかと思うわけです。

 そしてそれは見事に結実した、と言っていいでしょう。
今作に関しては、実は個人的には、「悪くはないけど、突き抜けたところもない」という印象を(序盤のうちは)持って見ていたのです。
 が、しかし、一見ベタなフォーマットの上でキャラクターがそれぞれの存在感を確立していくと、それから加わっていく6人目のデカブレイク、史上初の7人目・デカマスター、スワットモードへのパワーアップ、さらには女性メカニックであるスワンさんの変身などのイベントを次々に繰り出し、戦隊シリーズの歴史に残る盛り上がりで我々を楽しませてくれました。
そりゃ超全集も上下巻組みになるよ、みたいな。



 実際アマゾンで検索かけてみると、関連書籍がハンパ無い量出版されてますね。
このあたりの高年齢視聴者人気の実績が、役者の人気を当て込んだVシネマ「超忍者隊イナズマ!」などの企画が成立する素地になったりしているわけですね。
すごいぞデカレンジャー!


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この記事に対するコメント
面白かった!
ひさしぶりに見た戦隊シリーズだったのですが、大当たりでした。
2007年風にいうなら「最初から最後までクライマックス」?
とにかく毎回見ていてあきませんでした。
【2007/11/10 02:07】 URL | NMARS #SC0vG/Eg [ 編集]


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