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上山道郎 (うえやま みちろう)

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別冊兄弟拳blog
漫画家・上山道郎のラクガキや近況報告
スーパー劣等生
*野比のび子さん 16歳*



 ドラえもんをつぶさに読み返してみると
実のところ、「現実にはこんなやつ絶対いない」と思わされるのは
のび太であるような気がします。
極端な話、出来杉くんの方が、「こういうやつ、たまにいるよね」と
思えるくらいで。

「勉強もスポーツもダメ」な「いじめられっこ」ののび太は
テストではしょっちゅう0点をとり、遅刻と居眠りの常習犯。
これは漫画表現上の記号としては「劣等生」を見事に表現しているわけですが
現実に、小学生の段階で、テストで0点ばかりとるような子供がいたら
それはもう、明かな学習困難児童であり、
多くの場合日常の生活習慣や基本的言語能力に
重大な欠陥があってもおかしくないレベルの劣等生です。

しかしのび太に関しては、
少なくとも日常的なコミュニケーション能力や、
ドラえもんの道具の使いこなしっぷりを見る限り
むしろ平均的な小学生よりも高い知力を感じさせる場合すらあります。
特技であるあやとりや射撃の練達ぶりは、
並はずれた空間認識能力の高さも推測させます。

にもかかわらずなぜのび太はこうまで「劣等生」なのだろうか?

ひとつには、おそらくのび太の知力の形態が、
現行の教育制度に向いていないから、なのではあるまいか。
たとえばエジソンは、子供の頃は典型的な学習障害児童であったけれど
それは彼自身の知力が低かったからではなく、
ようするに「向いていなかった」せいで、
学校という制度・環境に適応できなかったと考えられるのである。

人には向き不向きがあり、
だから、たったひとつの価値基準で人を判断してはいけないと
これは藤子作品に置いてもたびたび語られるテーマであり
のび太はそのテーマをまさしく体現してるキャラクターだと
考えることもできるわけです。


それをふまえたうえで、
生前、藤子先生がたびたび語っていた
「のび太は子供の頃のぼく自身」という言葉を思い返すと
なるほどそういうことかと、
先生自身の意図とはやや違った意味においても、
得心がいくような気もするのです。
FI1001029_0E.jpg
AUTHOR: 仮面00 DATE: 02/11/2005 12:32:23 のび子さん来ましたねー!o(≧∀≦)o
いま、自分の中で、ドラ江さんワールドが広がりつつあります!
 しかも、微妙にイジめてくんオーラ出していますし(^^;

 ドラ江さん壁紙をスクリーンセーバーにしています、それを眺めるたびに、LOVEな日々ですよ(^^)


 さすがに男の子じゃなかったみたいですが、そうするとエロス風味になってしまいますしね(^^;
 それはそれで見たいデスが(^-^)

 F先生の考察、納得いきますね~。
F先生は天才型だと思いますし、どちらかというとキテレツくんっぽいかもしれんですねぇ。

 何はともあれ、良いキャラできたみたいでウレシイです。
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