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上山道郎 (うえやま みちろう)

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別冊兄弟拳blog
漫画家・上山道郎のラクガキや近況報告
ファンタジー第二次大戦
「ローレライ」を観てきました。

 
 潜水艦娯楽映画としては、間違いなく面白い映画でしたよ。

とはいえ、「第二次大戦当時の日本を舞台にした戦争映画」という意味では
俺みたいな、戦争のことなど親から聞いた話と図書室で読んだ「はだしのゲン」でしか知らない世代の人間から見ても、やはりある種の違和感を最後までぬぐえなかったのも事実です。
それはようするに、「戦時中」という空気を、リアリティを持って再現してはいないことから来る、違和感。

もちろんというべきか、それは映画を製作した人たちの力量不足から来るものではなくて、
はじめからその方向を意図して製作された映画であることもまた、間違いないのですが。
映画製作のメインスタッフはみんな、もちろん戦後生まれの世代であり、自分の体で戦争の空気を吸ったことなど無い。
であるならば、その時代のリアリティを聞きかじりの知識で中途半端に再現するすることは初めから放棄して、戦争下という状況で起こりうるダイナミズム、ヒロイズムを語るエンターテイメントをつくろうと、そういうことを志向して作った映画であるのだろうと、少なくとも俺はそう感じました。

さらに極端な言い方をすれば
もう、自分を含む戦後生まれ世代の人間にとっては
「太平洋戦争下の日本」という時代は、もはや現在から連続した「地続きの」世界ではなく、
「ここではないどこか・今ではないいつか」という意味での「ファンタジー」世界になってしまっている。さらにいうと、たとえば「剣と魔法の世界」や「はるか未来のどこかの惑星」と同じカテゴリーで認識してしまう、そういうものになってしまっているんだなあと、思うわけです。

まあ、だからといって、「戦争の記憶が風化してしまったら、日本はまた戦争を起こすであろう」と短絡的に考えられるほど、人の世が単純なものだとは思いません。
だからこの映画を「戦争の悲惨さを表現できていない」「戦争を美化している」という論点で非難することは、それはヒステリックで一面的な見方であろうと思います。



 それにしてもこの映画はなんだか映像の視覚刺激が強くて
見終わったあと目の疲れのせいか頭が痛い痛い。
こんなに痛くなったのは「スポーン」以来ですわ。
あんまりスクリーンに近すぎない席での鑑賞をおすすめします。
FI1116331_0E.jpg
TITLE: 映画に行って来ましたのよ。 URL: http://hitujino.at.webry.info/200503/article_8.html IP
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