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上山道郎 (うえやま みちろう)

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別冊兄弟拳blog
漫画家・上山道郎のラクガキや近況報告
ハゲタカ事情



チベットには、鳥葬という風習があります。
火葬や土葬とおなじく遺体を弔う葬儀の一種で、死んだ人の遺体を残らずハゲタカに食べても
らうというものです。

その鳥葬が、最近は政府の指導で禁止されつつあるそうです。
「非文明的」で「不衛生」だからだそうです。
そんなの、当のチベット族の側からすればよけいなお世話のような気もしますが。
俺個人としては、遺体を鳥に食べさせるという葬儀の方法は、とても合理的なことだと思いま
す。

火葬にするためには燃料と酸素を消費し、空気を汚します。
土葬するためにはそれだけの、案外と広い土地が必要だし、遺体が土に帰るまでにはかなり長
い年月が必要です。
古来には、遺体を川や海に流す水葬という風習もありましたが、今となってはとうてい現実的
な方法ではありません。

チベット仏教的な考え方では、ハゲタカは神からの使いで、それに食べてもらうことで魂が天
に帰ることができる、といいます。
しかしわざわざそんな宗教的な意味合いを言い訳にしなくても、人間は生きている間は他の生
き物を食っていたのだから、死んだらその体を他の生き物に食わせる、というのは、とても公
平で、理にかなっていることだと思えます。それはやはり俺が日本人で、精神の根っこの所に
仏教的な哲学があるせいなのかも知れませんが。
ところが近年では、鳥葬が禁止されたこととは関わりなく、ハゲタカが人間の遺体を食べなく
なるという現象が起こっているそうです。
一説によると、薬品や食品添加物などの化学物質が遺体に残っているからではないかと考えら
れるそうです。

チベット人にしてからがそうなのだから、われわれ日本人の遺体などは、もうハゲタカたちも
またいで通る激マズ肉でしょう。
文明社会で生きると言うことは、本当にあらゆる意味で、自然の理(ことわり)からはずれて
生きることなのだなあと感じられます。
自然の中で生きることはもちろん、自然の一部として死ぬことすら、もうわれわれにはできなくなっているのです。
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