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上山道郎 (うえやま みちろう)

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別冊兄弟拳blog
漫画家・上山道郎のラクガキや近況報告
ちょっとまじめな話



初キャン継続中。
キングゲイナーより、アナ姫さま。
びっくりするほど似てませんが。
だから俺は今まで、避けて通っていたのかッノ!

################

漫画家という仕事をしていると時々、うれしいファンレターをもらいます。
HPを運営するようになってから、メールでもたまにもらいます。
どんなメールをもらうと、漫画家はうれしいのでしょうか。
それはやはり、自分の描いた漫画を読んで、勇気がわいた、つらいことを乗り越える力が
出た、なんてことを言ってもらえたときです。
漫画に限らす、良い創作物ー小説や映画、音楽などなどーには、そういう力があること
は、いうまでもないことでしょう。
俺自身も、「これのおかげで今の自分がある・たくさんの力をもらった」と、そう言える
漫画や映画が、たくさんあります。
だから、誰かにとって、自分の描いた漫画が、そんな「大切な一本」になれているのな
ら、まさに漫画家にとって最大のよろこびです。
これは本心です。ほんとに。
さて、しかし、最近そのことに関して、思うことがあります。
漫画は、読む人に、夢や勇気や力を与えることができる。
これは、事実です。
でも、その「夢や勇気や力」は、漫画の中に含まれているのでしょうか?
実は、そうではありません。
漫画はあくまで、紙と、それに印刷されたインクの固まりにすぎません。
それ自体には、人を動かすようなエネルギーは含まれてはいないのです。
では、良い漫画から確かに感じる、あのエネルギーはいったい何なのでしょうか?
実はほとんどの人は、その答えをすでに持っているのです。
「勇気がわいた」
「力が出た」
われわれはよく、こういう言い方をします。
では、どこから「わいて」くるのか?「出て」くるのか?
「わいてくる」「出てくる」という言い方の中にすでに答えが含まれています。
それは間違いなく、自分自身の中にあったものが、外に現れてきたと、そう言う意味で使
われる言葉なのです。
漫画を読んで、「勇気がわいて」「力が出た」のなら、それは間違いなく、もともとその
人の体と心の中にあったものなのです。
漫画はただ、それがわき上がるためのきっかけをつくったにすぎません。
もちろん、だからといって、漫画の価値は思ったより低いということではありません。
「ちからづける」というのは、もともとそういうことなのです。
そして、ひとを「ちからづける」ことができるものの価値が低いわけはありません。
漫画家が、自分の中の「勇気や力」を、漫画に込める。
その「勇気や力」自体が漫画の中に入り込むわけではありません。
勇気や力を奮った、その痕跡が、いわば信号となって、漫画に刻まれる。
それを読み、その信号に波長が合い、痕跡を見いだしたひとがいたら、そのひとの中にあ
る「勇気や力」が、それによって奮い起こされる。
漫画(や映画など)から与えられる「勇気や力」とは、つまりそういうものだと思うので
す。
俺の漫画を読んで、「勇気や力」を出すことのできたひとに言いたいことは、つまり、
その「勇気や力」は、まぎれもなくその人自身の中にある、その人だけの力である、とい
うことです。
だれに遠慮することもなく、その力を、自分と、自分の周りのひとのために使って欲し
い。
そう思うのです。
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