
「マルドゥック・スクランブル」を、あるひとに勧められて読んでみた。 これは面白い。 全三巻を二日かけて読了。
日本SF大賞受賞作。 SF周辺の小説は長いこと夢枕獏と菊地秀行しか読んでいなかった俺なので、この作者の 冲方丁(うぶかた とう)のような若い世代の作家(1977年生まれ)がこんな活躍を しているとは、とんと知りませんでした。 若さ故の未熟さ、というものも確かに感じるのですが、それを補ってあまりある、「若さ 故のひたむきさ・勢い」みたいなものが読むものの感情、それもかなり深いところまで ギュンギュン迫ってきます。 上巻「圧縮」中巻「燃焼」下巻「排気」の三巻構成です。 上巻より中巻、中巻より下巻とどんどん面白くなっていきますので、買うなら三巻まとめ てをおすすめします。
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