
*チャイナ風ドラ江さん*
>東宝の発表によると、劇場版ドラえもんは来年は休止。 スタッフの更新などをはかって、再来年に新作を発表する、とのことです。 さすがに芝山監督も、もう歳をとっちゃったので、たぶん次期総監督は渡辺歩になるんでしょうね。 まあ、そのほか作画スタッフたちは、今までもじわじわと新世代が出てきているので問題はないのです が。 やはり、問題となるのが、キャスト陣を入れ替えるのかどうか、という点でしょう。 俺個人としては、キャストもばっさりと、総入れ替えすべきだと思います。 声の演技のクオリティという意味では、もう25年も続けているレギュラー陣は、どうひいき目に観て も、歳をとりすぎてしまっていますから。 とくにスネ夫の声は、どう聞いても、おじいちゃんの声でしかない。 ほかのレギュラー陣も、多かれ少なかれ、歳をとって衰えてしまっているという事実は、覆いようがな い事実です。 もちろん、25年にわたってアニメ・ドラえもんを支えてきたレギュラー声優陣の功績をたたえるの に、俺とて、やぶさかではありません。 この事実からは、何者も逃れることは出来ません。 そして、人間には、若いときには若いときの・歳をとってからは歳をとってからの役割というものがあ ります。 「小学生の声を演じる」という仕事は、歳をとってからやるべき仕事では、どう考えても、無いでしょ う。 とは言っても。 実際には、キャストの入れ替えというのは、相当に困難なことでしょう。 視聴者というのは基本的に保守的な生き物ですので、新しいキャストを誰にしても、必ず、前の方がよ かった・元に戻して欲しいという声が、あちこちから噴出するでしょう。 間違いなくテレビの視聴率は落ちるし、劇場版をつくれば、観客動員数も減少するでしょう。 そんなことになれば、必ず誰かが責任を取らなければならなくなります。 しかし、今後さらに十年、二十年と、ドラえもんというキャラクターを生かし続けたいという明確な意 志があるのなら、キャストの刷新は、絶対に避けては通れない。 要するに、自分が詰め腹を切らされることがわかっていても、ドラえもんをこれからも生き続けるキャ ラクターとするためにあえて大ナタを振るう、という、そういう腰の据わったプロデューサーが、小学 館なり藤子プロなりの上の方にいるのかどうか、ということです。 その答えがおそらく再来年の劇場版製作の時に明らかになるのでしょうが。 どうなることやら。
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